ぎっくり腰、復帰からの揉み返し。。

このブログを書くにあたって非常に迷いました。

まず最初に伝えておきたいことは、
私は決して他のリラクゼーション店や接骨院さん、整形外科さんを批判したいわけではありません。それぞれ得意・不得意があり、担当する仕事(施術)が違うと思います。
またそれぞれ担当する先生、受ける患者(お客様)によって個人差があり、
担当者がどう考えて施術するのか?そのお店(院)では何ができるのか?も違います。

ですので、ギックリ腰になった時に、一概にどこに行くことが良くて、どこに行かない方が良いとは言えません。ただ、私もそうだったように、腰痛によって日常生活・仕事がままならぬようになると、本当に不安になり、自分の身体はどうすれば良くなるのか?と本気で悩んでいる方は多くいると思われます。

絶望

そんな方たちのために、当時の私の腰痛治療をしていく経過を、私の感じたことをありのままに書いていこうと思います。
批判をするわけではなく、私は「こうして欲しかった」「こういう場合はどこに通うのが良いのだと思う」という事を自身の経験から書いていきます。

前回、ギックリ腰からしばらく安静にし、ある程度回復したので徐々に仕事復帰をしたという事を書きました。
忙しい日々が少し続き調子がまた少し悪くなったので、腰痛に特化した接骨院さんに行ってみました。いつもは腰痛でも基本は知り合いのリラクゼーションを利用しますが、今回はなかなかしぶとい腰痛であった事と、一度はギックリ腰のスペシャリストを謳う専門家に診てもらいたいとの想いで利用を決めました。

そちらの接骨院さんで、まずは私の方から「こういう経緯でギックリ腰になり、仕事復帰して身体をかばってしまったせいか、今度は足の付け根が特別痛く、骨盤周りも辛い」と伝えました。
まずは院長先生に「身体を前屈・後屈してどう痛みがでるのか?」という事と「まっすぐ立った姿勢でどう歪んでいるのか」を確認して頂きました。それから後屈(身体を後ろにそらすこと)が一番辛いという理由から、「お腹、足の付け根、足全体を最初にほぐしましょう!」と説明があり、それから若い担当者さんに変わり、施術がスタートしました。

私は普段、リラクゼーションでもみほぐしは受け慣れていましたが、最初にその時の一番辛い足の付け根からお腹のあたりをぐいぐいと押され、悲鳴をあげました。

悲鳴

もちろん、担当者さんに「痛いです。すごく効いちゃいます。」とは伝えましたが、担当者さん「硬くなってますからね〜」と弱めることは無かったです。普段リラクゼーションで受ける力加減より強く感じましたが、今回はギックリ腰のスペシャリストを謳う接骨院さんに来ているのだから、自分の知識や意見を通さず、お任せしていました。
お腹や足の付け根は絶叫的に痛かったですが、その他のふくらはぎや腿をオイルマッサージして頂いた時はとても気持ち良かったです。

ほぐしの施術が終わり、院長先生による軽い揉みほぐしと電気鍼と置き鍼の治療を最後にしました。私は専門家の意見を聞きたく、「この腰痛は安静にするのが良いのか?それとも動いた方が良いのか?」と尋ねました。
先生曰く、「安静にしてれば治りはするだろうけど、基本的には日常生活では動いて生活するわけだから、軽く動きながら治した方が良い」との事でした。接骨院では、次から次へ患者さんが来ているので、私一人に時間をかける余裕は無さそうで、ゆっくり相談する間もなく、「じゃあ、これで様子見てね」という感じで終わりました。

翌日は仕事が休みだったのですが、まだ身体は昨日と変わりなく痛いままでしたので、先生の指示通り軽く買い物に行くことと軽い体操をするぐらいで1日を過ごしていました。しかし、その日の夕方辺りから、昨日施術で押された所辺りが今までに無いぐらい痛くなってしまい、夜は、仰向けでも左右どちらの横向きでも寝るのが辛くなってしまいました。寝る体勢がどの姿勢でも辛いので、痛みを堪えながら寝返りをして、夜はほぼ寝れませんでした。

翌日から仕事の予定でしたが、まっすぐ立つ事も歩く事も困難な状態でしたので、急遽仕事はお休みさせて頂き、また安静の日々に戻ってしまいました。
3日ぐらい安静にしてようやくある程度動けるようになりましたが、「これは絶対に強烈な揉み返しだな」と感じ、接骨院さんに通うのはとても気が引けて不安に思っていました。しかし、自分は腰痛治療の専門家ではないので、「改めて自分の現状を接骨院さんにお伝えしてみよう!」と思い、不安ながら接骨院さんに電話で相談し、指示を仰ぎました。

不安

お電話で現状さらに辛くなっていて、次回の予約分の施術を受ける事に不安がある旨を伝えた所、院長先生から「それは多分揉み返しだね。最初の施術では良くある事なんだよね。こちらもあなたの身体のことをよくわかっていないし。また次回来て。そうやって意見を聞きながら、施術を合わせていくから。」と説明を受けました。

正直、不安ばかりでした。揉み返しのリスクは施術者であれば、だれしも考えていることだと私は思います。私自身、リラクゼーションで施術する際は、「いかに揉み返しがなく、身体に負荷をかけないよう施術していくことが大事である」と思っています。
それでも、今回は「リラクゼーション」ではなく、「治療」に「腰痛に特化した接骨院」に来ているのだから!と自分に言い聞かせ、もう一度通ってみました。

二回目は最初に簡単な問診を受けて、揉み返しになった理由は「こちらが思っていた以上にあなたの身体が深刻な状態だったようだね。もしくは、あなたの筋肉がこちらの想定以上に弱っていた。君は痩せているもんね。もっと肉つけた方が良いよ」とのことでした。
施術については、前回とほぼ同じ施術でした。今回は若い担当者さんはお腹や足の付け根周りは弱めにやって頂けました。院長先生による電気鍼と最後に軽く腰を捻るストレッチをして終了。
私的には不安ばかりだったので、どうすればこの腰痛が治っていくのか、しっかりとした治療の道筋などをもっと言って欲しかったですが、「まあかなり身体歪んでいるから時間かかるねー。こうなるもっと前に来てくれれば良かったけどね。」との意見ぐらいで、この日も相談などする間もなく、院長先生は次の患者さんに入ってしまいました。
全てが流れ作業に感じました。
会計の際に、「次はいつ来れば良いですか?」と聞いたところ、院長先生が別な患者さんを施術しているカーテン越しに「来週。早いうちがいいね。」と言ってくれました。
不安ばかりで気が引けましたが、一応予約を取っておきました。

施術後、その翌日と自身の身体に変化は無く、相変わらず痛いままでした。

「このままじゃダメだ。治る気がしない。」

「もっと根本的な治療で、しっかり相談できて、治療のビジョンを伝えてもらい不安を取り除いてくれるような、先生にお願いしたい!」

と感じていました。

それから、また別な治療院を探すことになりました。

※改めて伝えておきますが、接骨院さんを批判したくてこのブログを書いたわけではありません。こちらの接骨院さんは評判は良いと思いますし、患者さんも多いです。

ただ、今回の私の治療については完全に合わなかったと思います。

接骨院さんは(もちろん各院さんによって方針は違うと思います)保険診療をメインにやっているところであれば、保険診療はやれる事・時間が制限されるので、どうしても「短い時間かつ長期間の施術で治療していく」ことになるのかな。。と思いました。さらに保険診療メインだと売り上げも少ないので、一人の患者さんに時間をかけてはいられず、たくさんの患者さんを診る必要があるので、ゆっくり話はできない。
だから流れ作業のような感じになる。。?

この辺りを考えると仕方ないのかな?。。とも思います。

でも、向こうもギックリ腰のスペシャリストを謳っている(しかも保険外診療も一部受けました)のであれば、せめてこちら身体の状態に合わせて、日常生活もままならない強烈な揉み返しなど来ないよう施術していただく事や、カウンセリングをしっかりできるような時間に予約させたりとか、できなかったのだろうかと思ってしまいます。
初めての患者さんだから身体の状態がわからなかったのではなく、時間をかけてカウンセリング・施術していないから、私の身体に合わせられなかったのだと思います。
流れ作業ではなく、一つ一つ丁寧にやってほしいと感じました。

私は今では自身の良い経験ができたと思っています。
私がお客様を担当・施術する際には絶対に同じ思いをさせたくない!
「カウンセリングの大事さ」「人の身体を施術し、変化を与える事の重大さ」を常に念頭に置くきっかけとなっています。

もう一度お伝えしますが、
保険診療メインの接骨院さんは、短時間・長期間の診療になりやすいとは思いますが、各院によります!

保険外診療でしっかり治療をしてくれる院もあるでしょうし、
私が⬇️のブログで書いた様に大好きな接骨院さんもあります。

ひとつ言えることは、先生だからと言って完璧ではないし、
個人個人合う合わないがあるかもしれない。
自分にあった治療院やお店を探して通うのが一番!
という事です。

私が担当するお客様には必ず丁寧に時間をとって、カウンセリング・検査・施術・説明をしております。

⬇️インスタに日常生活の腰痛対策グッズ製作など載せています

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